祝! 日本の3地域が世界ジオパークに認定!!

2009年8月22日に中国泰安市で開催された世界ジオパークネットワーク事務局会議において、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域が世界ジオパークネットワーク加盟のジオパークとして認定されました。

2008年12月、7地域(上記3地域のほか、アポイ岳、南アルプス中央構造線エリア、山陰海岸、室戸地域)が日本ジオパークに認定されました。その中から世界ジオパークの認定を受けるため、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域が世界ジオパークネットワーク (GGN) に申請を行いました。その後、GGN による厳正なる書類審査と現地審査が行われ、今回の世界ジオパークネットワーク事務局会議において世界ジオパークに認定されました。

世界ジオパークに認定された3地域の特徴

  • 洞爺湖有珠山ジオパーク: 2000 年に噴火した有珠山とその被害遺構、1944-45 年にできた昭和新山、約10 万年前の大噴火で形成されたカルデラ湖である洞爺湖がみどころ。2000 年噴火に伴う地殻変動を目の当たりにできる。「変動する大地との共生」がテーマ。

  • 糸魚川ジオパーク : 5 億年に渡る様々な時代の多様な岩石・地層、日本を二つに分ける大きな断層「糸魚川静岡構造線」 と地下の大きなへこみ「フォッサマグナ」がみどころ。縄文文化と関わりが深いヒスイ、断層と塩の道など、ジオと人に関わるテーマが豊富。
  • 島原半島ジオパーク : 1990-95 年に噴火した雲仙普賢岳とその被災の遺構と、「島原大変肥後迷惑」と言われる1792 年の噴火の遺跡、雲仙地溝の活断層地形がみどころ。火砕流の恐ろしさとともに火山の恵みを学べる。

参考リンク

  • 世界ジオパークネットワーク(GGN)GGNロゴ