ジオパークとは

2020年04月01日 更新

ジオパークとは

ジオパークは、地質学的重要性を有するサイトや景観が、保護・教育・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域です。 日本ジオパーク委員会は、ユネスコ世界ジオパークの基準に沿って日本におけるジオパークの審査、ユネスコへの推薦を行っています。

ユネスコ世界ジオパークの基準

  • ユネスコ世界ジオパークは、国際的な地質学的重要性を有するサイトや景観が、保護・教育・研究・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域でなければならない。ユネスコ世界ジオパークは、明確に定義された境界線と、その機能を全うするための適切な面積を持ち、また科学の専門家によって独立に確かめられた国際的に重要な地質遺産を含まなくてはならない。
  • ユネスコ世界ジオパークは、当該地域の自然・文化遺産のあらゆる分野と関連したその遺産をもって、我々が暮らす変動する惑星の中で、社会が直面している重要課題への意識を高める目的で、活用されるべきである。そこには、地球科学的プロセス、ジオハザード、気候変動、地球の自然資源の持続的利用の必要性、生命の進化と先住民のエンパワーメントに関する、知識と理解の増大が含まれるが、それに限定されない。
  • ユネスコ世界ジオパークは、国の法令のもとで法的位置づけのある管理運営団体を有する地域でなければならない。管理運営団体は、ユネスコ世界ジオパークのエリア全体を十分に扱うために適切な能力を有するべきである。
  • 申請地域が世界遺産や生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)といった他のユネスコ認定サイトと重複する場合、要請は明確に根拠づけられ、かつ、ユネスコ世界ジオパークが他の認定と独立してブランド化されながら相乗効果を出すことで、(その地域に)どう価値を付加できるのか証拠を示さなければならない。
  • ユネスコ世界ジオパークは、ジオパークの重要な利害関係者として、地域社会や先住民を積極的に巻き込むべきである。地域社会との連携のもと、地域住民の社会的・経済的ニーズに応え、彼らが住んでいる景観を保護し、彼らの文化的アイデンティティを保全する、共同管理運営計画が策定され実行される必要がある。すべての関連する地域・地域の関係者・公共機関は、ユネスコ世界ジオパークの管理運営に参加することが推奨される。科学と併せて、地域や先住民の知識・慣習・管理制度が、その地域の計画や管理に含まれるべきである。
  • ユネスコ世界ジオパークはGGNにおいて、経験と助言を共有し、共同プロジェクトに取り組むことが推奨される。GGN への加盟は義務である。
  • ユネスコ世界ジオパークは、地質遺産の保護に関連する地域や国内の法令を尊重しなければならない。ユネスコ世界ジオパークにおいて位置づけのなされた地質遺産サイトは、いかなる申請にも先立って、法的に保護されなければならない。同時に、ユネスコ世界ジオパークは、地域や国内において地質遺産の保護を推進するために活用されるべきである。管理運営団体は、ユネスコ世界ジオパーク内において、化石・鉱物・磨かれた岩石・いわゆる「石の店」で通常見られるタイプの装飾用の石等の地質学的なものの売買に直接関わってはならず(いかなる産地のものであろうとも)、地質学的な物質の持続可能でない取引全般を積極的に防ぐべきである。責任ある活動であり、サイトの管理運営として最も有効で持続的な手法の一部であるとはっきり説明ができる場合、ユネスコ世界ジオパーク内の自然再生可能なサイトから、科学や教育目的のために、地質学的な物質の持続可能な採集を許可できる場合がある。こうしたシステムに基づいた地質学的な物質の取引は、地域の実情を考慮した際にそのグローバル・ジオパークにとっての最良の選択肢として、明確かつ公に説明され、根拠づけられ、監視される場合、例外として容認される場合がある。このような状況は、個々のケースごとにユネスコ世界ジオパーク・カウンシルによって承認されることが前提となる。
  • 審査や再認定では、これらの基準についてチェックリストを通じて確認する。

ユネスコ世界ジオパーク

これまで世界ジオパークはユネスコの支援を受け活動してきましたが、2015年11月17日、第38回ユネスコ総会において、世界ジオパークの活動はユネスコの正式事業になり、名称がユネスコ世界ジオパークとなりました。

日本ジオパークがユネスコ世界ジオパークに申請するにはこれまでどおり日本ジオパーク委員会の推薦を受ける必要があります。

ジオパーク認定の仕組み

ユネスコ世界ジオパークのリストはこちら

日本のジオパーク

日本ジオパークは日本ジオパーク委員会が認定する国内版のジオパークです。ユネスコ世界ジオパークとそれを目指す国内ジオパークからなります。2020年4月現在で下記のとおり43地域が認定されており、そのうちの9地域がユネスコ世界ジオパークに認定されています。各ジオパークの概要は日本ジオパークネットワークのホームページで詳しくご覧いただけます。こちら

アポイ岳ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2015年09月19日 世界ジオパーク認定
洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2009年08月22日 世界ジオパーク認定(日本時間08月23日)
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2009年08月22日 世界ジオパーク認定(日本時間08月23日)
南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2010年10月03日 世界ジオパーク認定(日本時間10月04日)
室戸ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2011年09月17日 世界ジオパーク認定(日本時間09月18日)
島原半島ユネスコ世界ジオパーク
2008年12月08日 日本ジオパーク認定
2009年08月22日 世界ジオパーク認定(日本時間08月23日)
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク
2009年10月28日 日本ジオパーク認定
隠岐ユネスコ世界ジオパーク
2008年10月28日 日本ジオパーク認定
2013年09月09日 世界ジオパーク認定
阿蘇ユネスコ世界ジオパーク
2009年10月28日 日本ジオパーク認定
2014年09月23日 世界ジオパーク認定(日本時間09月22日)
白滝ジオパーク
2010年09月14日 日本ジオパーク認定
伊豆大島ジオパーク
2010年09月14日 日本ジオパーク認定
霧島ジオパーク
2010年09月14日 日本ジオパーク認定
磐梯山ジオパーク
2011年09月05日 日本ジオパーク認定
下仁田ジオパーク
2011年09月05日 日本ジオパーク認定
白山手取川ジオパーク
2011年09月05日 日本ジオパーク認定
秩父ジオパーク
2011年09月05日 日本ジオパーク認定
男鹿半島・大潟ジオパーク
2011年09月05日 日本ジオパーク認定
箱根ジオパーク
2012年09月24日 日本ジオパーク認定
2016年09月09日 日本ジオパーク認定(エリア拡大)
佐渡ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
銚子ジオパーク
2012年09月24日 日本ジオパーク認定
伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク
2012年09月24日 日本ジオパーク認定
2018年04月17日 ユネスコ世界ジオパーク認定
八峰白神ジオパーク
2012年09月24日 日本ジオパーク認定
四国西予ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
ゆざわジオパーク
2012年09月24日 日本ジオパーク認定
三陸ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
おおいた姫島ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
おおいた豊後大野ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
三笠ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
桜島・錦江湾ジオパーク
2013年09月24日 日本ジオパーク認定
とかち鹿追ジオパーク
2013年12月16日 日本ジオパーク認定
南紀熊野ジオパーク
2014年08月28日 日本ジオパーク認定
立山黒部ジオパーク
2014年08月28日 日本ジオパーク認定
苗場山麓ジオパーク
2014年12月22日 日本ジオパーク認定
Mine秋吉台ジオパーク
2015年09月04日 日本ジオパーク認定
三島村・鬼界カルデラジオパーク
2015年09月04日 日本ジオパーク認定
栗駒山麓ジオパーク
2015年09月04日 日本ジオパーク認定
下北ジオパーク
2016年09月09日 日本ジオパーク認定
筑波山地域ジオパーク
2016年09月09日 日本ジオパーク認定
浅間山北麓ジオパーク
2016年09月09日 日本ジオパーク認定
鳥海山・飛島ジオパーク
2016年09月09日 日本ジオパーク認定
島根半島・宍道湖中海ジオパーク
2017年12月22日 日本ジオパーク認定
萩ジオパーク
2018年09月20日 日本ジオパーク認定